インデックスファンド以上のパフォーマンスを上げているアクティブファンドはごく一部と言われています。
そんな中でも、アクティブファンドの中で安定した結果を残している言われているひふみプラス。
実際どのようなパフォーマンスを残しているのか、eMAXIS Slimシリーズのインデックス銘柄と比較してみました。
比較方法は、楽天証券の銘柄比較を用いています。
チャートの比較結果は表示期間によっても変わってくるので、直近1年と設定来(あとから設定されたeMAXIS Slimシリーズの設定日に合わせて)のトータルリターンの推移で比較しています。
1. ひふみプラス設定来の推移
まずはひふみプラスの設定来の推移を見てみましょう。
設定来のトータルリターンは約3.9倍と、国内株式の分類平均の約2.1倍に比べて大きく利益を伸ばしています。
ただ、大きく資産を伸ばした2017年以降、伸びが鈍化しているように思えます。
資産が増えたことで運用が難しくなっているかもしれません。
では、それぞれのインデックスファンドとの比較結果です。
2. eMAXISSlim国内株式(日経平均)との比較
<直近1年>
<設定来 2018/2/2~>
eMAXISの設定来で見ると、ひふみ投信が劣っています。2018年以降の成績がイマイチだったので、比較している期間の中で負けているという印象です。
ただ、コロナショック以降、グロース株優位な相場だったためにひふみ投信が強かったようです。
3. eMAXISSlim英国株式(S&P500)インデックスとの比較
<設定来 2018/7/3~>
日経平均の比較と同様に、ここ1年ではひふみプラスが勝っています。
eMAXISの設定来で比較すると、一度もひふみプラスが上に行けていないのは、さすがS&P500と言ったところです。
まとめ
今回、ひふみプラスの運用成績についてインデックスファンドと比較してどのような結果なのか比較してみました。
2020年のコロナ相場では、2月~3月の下落時に最大30%まで現金比率を高めたことと、その後のグロース株の伸長で大きく伸びています。
2018年以降でみるとインデックスファンドが勝っているという結果ではありますが、長期目線では十分な実績ですので有力なファンドだと思っています。